花火大会でお洒落しちゃおう!というならば、やはり浴衣の装いはイチオシ。ちょっとベタですけれど、浴衣以上に花火大会が似合う服装って考えつきません。
浴衣の起源は平安時代にさかのぼります。昨今では、浴衣というと温泉旅館のだらしない「寝間着」のイメージもありますが、もともとは王朝文化の湯帷子(ゆかたびら)なわけで、そもそもゆかしくも伝統の着物なのです。
和服離れを嘆く年配の方が多い中、浴衣だけはなぜか元気。カリスマモデルの押切もえちゃんプロデュースのプレタ浴衣や、ツモリチサトさんなどデザイナーズブランドの浴衣も注目を集めて言いますね。
浴衣の元気は、こういったブランドの話題性もありますけれど、やはり気軽で小粋といったところが一番の魅力なのでしょう。浴衣はポイントさえ押さえれば、それほど着方に難しいところはありませんし、とても女っぽくてチャーミングです。
ここでは少し、浴衣の着方をおさらいしてみましょう。
- 肌襦袢、裾よけをつける
- 背中の縫い目を合わせる(背中の縫い目を背骨に逢わせる)
- 裾の丈を決める(くるぶしに裾がくるくらいに)
- 上前の幅を腰幅に合わせる(下前は後にゆるまないよう、しっかりと引いておく)
- 下前を入れる(下前は床から10?12cmくらいに)
- 腰ひもをしっかり結ぶ(腰ひもの位置はウエストと骨盤の間くらい)
- 「おはしょり」を整える
- 上前を整える(えりの合わせが体の中心にくるように)
- 胸ひもを結ぶ(胸ひもの位置はアンダーバストに)
- 「おはしょり」のシワをしごいてのばす
- 姿見で乱れがないかチェック!
さて、着こなしチェックは姿見か誰かに見て貰うとして、案外多い間違いが「左前」という着方。人混みで浴衣の若い女性をウォッチしてみると、時折「左前」の着方をしている人を見かけます。左前は死に装束の着方ということで、知識のあるかたはタブー視するのが普通です。花火大会へ向かう乗り物の中で、ティーンエイジャーに年配のおばさまが、そっと注意していたのを見かけたことがありますし、私の母がやはり若い女性に注意している場面に居合わせたこともあります。
左前とは、浴衣を着た人から見て、左のえりの外にに右襟が出る状態をさし、自分の側から見ると、着物の左翼が内側に来ている状態が「左前」です。自分の肌に近い方を「前」として、右襟が肌襦袢にくっついていたらOK、左襟がくっっついていたら「左前」となりNG。ちょっと面倒ですけれど、恥をかかないためにも基本的な着付け・着方には気をつけて......ね。
浴衣は、夏のお洒落の定番です。花火大会だけじゃなくって、夏祭り、海水浴の夕涼みと活躍の場も一杯あります。彼氏のいる人も、いない人も、今年の夏は、浴衣の着方もさらりとこなし、「大和撫子ここにあり♪」と、女らしさをアピールしちゃいましょう。