入学式・卒業式にきものを着る女性は多いのですが、たまの和装、という方でしたら色々わからないことも多いと思います。お子さんの入学式や卒業式に出席なさるお母様がたは、どのような装いをしてゆけば良いのでしょう。
小学校の入学式であれば、あるいはご自分のお子さんの準備に手一杯で、自分自身のきものの着付けまではとても手が回らいこともありそうです。なので、いっそ洋装に、という方も少なくありません。まして、下のお子様がまだ小さいような場合には、いっときの支度といっても一層大変です。
とはいえ、学式や卒業式は、お子さんにとっては晴れの日、もちろんお子さんの成長を見守ってこられた親御さんにとっても、大切な場面です。多少気ぜわしくても、このような機会はそうそうあるわけではありません。お母様がたも、是非、きものを装ってみてください。
◆入学式のきもの着方
小学校の入学式は、昔から親御さんが出席が多いセレモニーでした。中高はともかく、小学校の入学式は、本格的な成長期の入り口に立つ子供たちにとって、一番重要な通過儀礼です。
これから学校にあがる小学生のお子さんを持つお母様がたには、たやかさは抑えめにして、つつましさのある服装が好ましいでしょう。「粋」、「個性」といった個人の趣味的な部分を強調するコーディネートは、一般的に好ましくありません。母親らしい落ち着きと格調を考えた着付けがよいのではないかと思います。
- 小学校の入学式:まだまだ若いお母様が多い小学校の入学式です。たとえば、色絵羽など若々しい中にも格調が感じられて良いのではないでしょうか。できれば、一つ縫い紋をつけたものを装いましょう。また、無地の着物、友禅小紋、などをお召しになるお母様がたも多いようです。
- 中学校の入学式:中学生になるお子さんの入学式ならば、そろそろ落ち着いた和装の似合うお年頃かと思います。一つまたは三つ紋の黒紋付、または一つ紋の縫い紋をつけた黒絵羽織が好適では、と思います。また、江戸小紋など、落ち着いた中にも年齢相応の渋さが感じられるきものもよく似合うと思います。
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