きものには、礼装着、略礼装着、外出着、街着・普段着、さらにくだけた浴衣、というように、作法に従った格付けがあります。きものの着付けは、時と場所を念頭に置いて、ふさわしい格を持った着物を選び、帯や小物とのコーディネートも考えて着付けることが大切です。
中でも、礼装や略礼装は、儀礼や社交目的の外出着として装うことから、自分の好みよりも、約束事を優先して着付ける必要があります。一方、街着や普段着など、くつろいだ着物は、装いに自分の好みを生かして、おしゃれな和装を楽しむことができます。いずれにしても、きものの格と小物の格は調和がとれるよう、揃えるのが着付けの基本です。
1.礼装着:家紋のついた留め袖に代表される改まった和装です。結婚式や公の儀式など、より格式を要求される場に装うきものです。
- 打掛姿・・・ミスの第一礼装です。
- 本振袖
- 黒留め袖
- 喪服
2.略礼装着:礼装につぐ格式のきものです。色や模様が礼装着よりも少しくだけて親しみやすい和装です。また、礼装よりも華やかに感じられるため、結婚式の披露宴や、成人式、入学式、初釜など、家族内や個人的なお祝いの席ではポピュラーな装いです。
- 色留め袖
- 訪問着
- 振袖(長振袖、中振袖、小振袖)
3.外出着:外出着は、女性の着物としてはなじみ深いものだと思います。社交を目的にしたものはやや格式が高いとされ、七五三や宮参りに装うことも少なくありません。また、絞りなど個人の好みを生かしやすい着物は、純粋に装いを楽しめることもあり、和装になれた方だと気軽に着付けたりします。外出着には、TPOにあわせて素材や模様を楽しめるという長所がある反面、コーディネートが難しいという一面があります。
- 色無地
- 江戸小紋
- 付け下げ
- 付け下げ小紋
- 小紋
- 絞り
- お召し
- 更紗
4.街着・普段着・・・ちょっとした外出や買い物、自宅で、など、気軽に楽しめる装いです。
- 紬(つむぎ)
- 絣(かすり)
- ウール黄八丈
5.浴衣・・・夏のくつろいだ装い。寝間着にも。